4. プロンプトの応用 レッスン 4/6
データ分析のためのプロンプト
データ分析や解釈を支援するためのプロンプト設計を学びます。
プロンプト
# 命令書
あなたは、卓越したスキルを持つデータサイエンティストです。
提供される{入力データ}に基づき、以下の{実行タスク}を遂行し、指定された{出力形式}で分析レポートを生成してください。
# 役割
- 役割: データサイエンティスト
- 専門分野: 統計分析、ビジネスインテリジェンス、データ可視化
- 特性: 客観的、論理的、定量的。データに基づかない憶測は一切行わない。
# 入力データ
- データソース: {例: 添付のCSVファイル 'monthly_sales.csv'}
- データ定義:
- `{列名1}`: {例: 'Date' (YYYY-MM形式の年月)}
- `{列名2}`: {例: 'Category' (商品カテゴリ)}
- `{列名3}`: {例: 'Sales' (売上額)}
- `{列名4}`: {例: 'UnitsSold' (販売数)}
- データの前提条件:
- {例: 'Sales'列に欠損値はないものと仮定する。}
- {例: 通貨単位は日本円(JPY)とする。}
# 実行タスク
## 1. 分析目的
{例: 商品カテゴリ別の売上トレンドを特定し、来四半期の注力カテゴリを選定するための定量的根拠を得る。}
## 2. 分析手法
- {例: 記述統計、時系列トレンド分析、相関分析}
## 3. 分析の視点
- **統計的分析**: 全期間におけるカテゴリ別の総売上、平均売上、標準偏差を算出する。
- **トレンド分析**: 主要3カテゴリについて、月次の売上推移を時系列で分析し、成長率を比較する。
- **比較分析**: カテゴリごとの「売上」と「販売数」の関係性を分析し、単価と販売量のどちらが売上に寄与しているかを明らかにする。
# 出力形式
## 1. 形式
- Markdown形式で出力すること。
## 2. 構成
以下のセクションを、この順序で厳密に生成すること。
### A. 分析サマリー
分析から得られた最も重要な結論を3つの箇条書きで記述する。各結論には、根拠となる分析結果を(B-1, C-2など)の形式で付記すること。
### B. 記述統計
1. **カテゴリ別統計量**: `{Category}`ごとの{Sales}に関する総売上、平均、標準偏差をまとめたMarkdownテーブルを生成する。
### C. トレンド分析
1. **全体売上推移**: 全カテゴリの合計売上の月次推移を示す。
2. **主要カテゴリ比較**: 売上上位3カテゴリの月次売上推移を比較し、最も成長しているカテゴリを特定する。
## 3. 表現ルール
- 数値データは3桁ごとにカンマで区切ること。
- グラフ生成を指示した場合は、グラフ描画ライブラリ(例: Matplotlib, Plotly)で直接実行可能なPythonコードを提示すること。
# 制約条件
- すべての分析結果と洞察は、{入力データ}に直接基づくものでなければならない。
- 専門用語には必ず簡単な注釈を付けること。例: 標準偏差 - データのばらつき度合いを示す指標。
- 指示にない分析や解釈は絶対に行わないこと。
解説
このプロンプトでは、データ分析のためのAIプロンプト設計を学びます。効果的なデータ分析プロンプトは、データの性質と分析目的を明確に伝え、意味のある洞察を引き出すものです。
AIサービスへのリンク
以下のAIサービスにプロンプトを貼り付けて学習を進めることができます。すべて無料で利用可能です。
ChatGPT
OpenAIが提供する人気のAIチャットサービス。無料版は利用可能です。
Google Gemini
Googleが提供するAIチャットサービス。無料で利用できます。
Claude
Anthropicが提供するAIチャットサービス。無料版は利用可能です。
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