見えないものが見える力
2024年05月27日
「見えないものが見える力」という表現は、一見スピリチュアルなもののように思えますが、実は経済産業省の資料における「社会人基礎力」の一部として言及されています。
この力は、表面的な問題だけでなく、その背後にある隠れた原因や問題を発見する能力を指します。
この力を身につけるには、単なる経験や知識だけでは不十分で、それらを抽象化し、様々な状況に適応できるようにする必要があります。
抽象化とは、考える過程で本質的な要素を見極め、それを基に新たな問題の解決に応用することです。
要するに、「見えないものが見える力」とは、正確な認識から始まり、得た知識や経験を抽象化して、表面的な問題だけでなく、その背後にある深い原因を見つけ出す力のことです。
そして、この力を駆使することで、問題解決の効率を高め、同じ問題が再発するリスクを減らすことができます。
感情に流されず、冷静な判断を下すことが、この力を発揮するための出発点となります。